息子が食物アレルギーの負荷テストで入院している。
彼の場合は卵で、
お医者さんの指導と観察のもと二泊三日に分けて卵を食する。
どんな量でどんな反応が出るのか正しく知るための検査で、
食べるための訓練ではない。
そもそも完全除去で通して6年。
血液検査の数値はいつもお医者さんが驚くほど高く、
危険な数値、と念を押されてきた。
たまに起こってしまう誤食でも、ほんの少しの混入で嘔吐していた彼。
家では完全除去で何も問題はないし、
慣れてくると卵なしでも殆どなんだって作れる。
しばらく負荷検査の意味が分からず断っていたけれど、
年齢が大きくなるにつれて、数値が高く出ていても
食べれるようになっている可能性があるとのこと。
そういえばここしばらくは誤食もない。
これからは友達どおしで遊びに行ったり
買い食いだってするだろう。
これまでは家族の腕の中で守れていたけれど、
これからはそうばかりも言っていられないだろう。
7時で面会は終わり
それ以後は親も付添えないと聞いて呆然と帰路につく…。
ほんまに大丈夫なんかいな…。
本人は旅行気分でやたらご機嫌。
同じ検査をしている友達もすぐに出来たようで、
看護婦さんも優しいとにこにこ。
彼の人好きで朗らかな性格には感謝している。